広汎性発達障害や難聴、右足不自由など多くの障がいを持つピアニスト・野田あすかさん
野田さんの人生は、イジメや自傷行為など壮絶な人生でした。
野田さんを支えたのは、ピアノとご両親の支えでした。ご両親について調べると
母親の恭子さんは、現在、高校教師をしていることもわかりました。
そんな野田さんに迫りたいと思います。
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野田あすか 発達障がいのピアニストとは!? 恩師・田中幸子との出会い!
まずは、野田あすかさんについて、簡単に紹介していきます。
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野田さんは、1982年生まれで
4歳の頃から、音楽教室に通い、ピアノを学びます。
野田さんには、生まれた時から広汎性発達障害という障がいを持っていました。
しかし、大人になるまで、両親も本人もそのことに気づきませんでした。
発達障害の特徴は
(1)対人的相互反応における質的障害
(相手の気持ちがつかめない場にあった行動がとれない)(2)コミュニケーションの障害(言葉の使用の誤り、会話をつなげない)
(3)行動、興味、活動が限定していて反復・常同的
(簡単にいうと、一つのことに固執しすぎること)
(参考:Yahoo!ヘルスケアより)
というものがあるようです。
そのため、野田さんは子どもの頃より人との
コミュニケーションがうまくとれず、それがストレスとなり
たびたび自傷行為や飛び降りなど特異な行動をとっていたそうです。
大学生になった野田さんは地元の宮崎大学に進学
そこで人間関係からくるストレスで
パニック障害、過呼吸症候群などを繰り返していたそうです。
その当時、二次障害による解離性障害を発症し、
近所を徘徊するなどの症状が出ていたそうです。
そのため、父親の福徳さんは、お互いの手を縛って
一緒に寝たこともあったそうです。
野田さんはそのような状況が続き、宮崎大学を退学します。
その後、2004年 野田さんが22歳のときに、ピアノの留学していた
ウィーンの病院で広汎性発達障害の診断を受けます。
このとき、初めて、野田さん、本人も両親も
野田さんが発達障害を持っていたことを知りました。
そのことを知った野田さんは、今まで自身が何で出来ないんだと思っていたことが
自分自身のせいではなく、この障がいのせいだったんだと知り
“ホッとした”と話していました。
そんな野田さんの転機となったのは
宮崎学園短期大学で長期履修生として音楽を学んだことでした。
そこで恩師・田中幸子教授に出会います。
田中さんは、野田さんの障がいを受け止め、認め
障がいを気にせず、野田さんに接してくれたそうです。
この出会いで野田さんのピアニストとしての才能は開花し
表現力が豊かになり、数々のコンクールで入賞するようになったそうです。
そんな野田さんを紹介する動画があったので、こちらをご覧ください。
野田さんにとって、ピアノとの出会いはかけがえのないものだったんですね。
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野田あすか 高校時代の壮絶イジメ! 当時の自分に送る「手紙〜小さい頃の私へ〜」
そんな野田さんですが、高校時代が一番、辛い時期だったそうです。
それは、壮絶なイジメにあっていたためでした。
それはある出来事からでした。
あるクラスメイトが、当時の担任の先生の写真に押しピンを指しているところを
目撃した野田さん。
正義感の強い野田さんは、
『とてもいい先生なのに』 『かわいそう』と思い
『今すぐ先生に電話して話したい』と思ったそうで
その夜、母親に先生に電話してもらったそうです。
それがきっかけになり、
私(野田さん)の机の上にマジックで酷い言葉が書いてあったり
制服やジャージがハサミで切られたりされていた
(引用元:『発達障害のピアニストからの手紙』より)
と壮絶なイジメに合うようになったそうです。
野田さんとしては、ただ正しいことをやっているのに
理解が出来なくて、
悔しくて 辛くて
苦しくて、次第に教室にも入れなくなったそうです。
そんな当時の自分自身に送った野田さんが作詞・作曲した曲があります。
それがこちら
頑張れじゃなく、頑張ったなってことさ!噂で聞くだけ、手紙を読むだけでも、お前ら最高に頑張ってる!お前ら俺の誇りだ!自分を褒めてやってくれよな!曲は「野田あすか」で!「手紙〜小さい頃の私へ〜」!https://t.co/JrgVA7xGuA#絶望にはレイディオを
— ドリちゃん@魔頭国 (@GCtakaraimin) 2017年4月10日
最後の『あなたは愛されてる』という言葉がとても心に響きました。
野田あすか 母親の現在は高校教師!
次に野田さんを支えてきたご両親について調べてみました。
こちらが、ご両親です。
< #野田あすか 情報>#岩谷時子賞 受賞 #ピアニスト のCDは
◆CDブック『発達障害のピアニストからの手紙』https://t.co/C3OLvDRUvX
◆CDブック『心がホッとするCDブック』https://t.co/tFPcgzZ0am#ノンストップ 取材風景 pic.twitter.com/J39b6bDdPw— ピアニスト野田あすか_staff (@pianodaasuka) 2017年6月14日
父親の福徳さんと母親の恭子さんです。
福徳さんの詳しいことは分からなかったのですが
母親の恭子さんは、現在、高校教師をしているという情報がありました。
ご両親は、野田さんが発達障害ということ知り、徐々にピアニストとして有名に
なっていく中で、世間に野田さんの障がいを公表するかとても悩んだそうです。
2人で夜中まで話し合い出した答えは
あすかのことを一番に考えたら、障がいを認め、全てを明らかにして
その上でどうやって生きていくかを模索していくことの方が大事なはずだ
という結論に至り、公表することを決め
そして、親亡き後も考えて
私たちが先に死んでも、生まれつきの障がいのある
あすかが、1人でちゃんと自立して生きていけるようになってほしい。
そのために、できることはすべてやっていこう
と決めたそうです。
とても素敵なご両親ですね。
そんな野田さんですが、明日7月28日放送の『金スマ』に出演するそうです。
今後の野田さんの活躍にも期待ですね!
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