テニス選手の平均引退年齢が30歳と言われる中、46歳にしてなお、現役でプレーし続ける、伊達公子選手。17年に及ぶ現役生活で、昨年初めて2度の手術をした伊達選手。
手術後には辛いリハビリも経験。そして3月にようやく試合に出場することができました。その復帰戦の結果は!?伊達選手に迫ります。
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テニス界のレジェンド・伊達公子に迫る!
サッカーのJ2で活躍する横浜FC・三浦和良選手・50歳、スキージャンプ界で今も世界で活躍する神風ジャンパー・葛西紀明選手・44歳、そしてテニス界のレジェンド、伊達公子選手・46歳!
年齢に争い戦うレジェンド達。
伊達公子 現役復帰語る https://t.co/ELJmF6vwNl pic.twitter.com/Co67AY4YNx
— くるくるかおりん (@kurumadaihyak) 2017年5月13日
現在ツアー最年長を誇る伊達選手は、これまで、ツアー最年長記録をいくつも達成してきました。
40歳 トップ10選手に勝利
42歳 全豪オープン 3回戦進出
42歳 ウィンブルドン 3回戦進出
と輝かしい記録を作ってきました。
とあるインタビューで伊達選手は「コートの中に立てることを楽しむつもりで戦ってました」と答えています。
もう伊達選手ぐらいのレベルになると、試合を楽しむ余裕ができるんでしょうね。
伊達選手はライジングショットと言われるボールが上がりきる前に打つ、ショットを武器に1995年、25歳の若さで女子シングルでは日本人最高の世界ランク4位に上り詰めました。
その翌年の1996年には日本人で初めて世界ランク1位の選手を破るなど数々の記録を残しています。
しかし、その年の1996年に引退を発表。「自分が一番輝いているときに引退する」それが伊達選手の当時の美学でした。
その後、解説やテニスの指導などを行なっていました。
そんな伊達選手に転機が訪れたのは、2008年、伊達選手が37歳のときでした。
かつてのライバル、グラフ選手とエキシビションマッチを行なったことでした。
この試合である思いが湧いてきたそう。それは
『やっぱり私はテニスが好きだったんだ』と気づくのに11年もかかってしまいました
と後にコメントしています。
また他のインタビューでも
「テニスから離れたことによってテニスというスポーツの素晴らしさ美しさっていうものに気づくことができた」と話しています。
伊達選手にとってテニスはかけがえのないもの何でしょうね。
そのエキシビジョンから3ヶ月たち2008年の4月に現役復帰すること発表。
常に全力で常に何か進化ができるようにという追求心だけは忘れずに
できることをやり続けてみなさんの記憶に記憶に残るようにプレーをする
とコメントしていました。
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伊達公子の復帰戦の結果は!?現役を続ける理由とは!?
伊達公子、復帰戦で見せた「錆びない力」 思い出の場からの再スタート(写真は共同) https://t.co/RDmtx8c3PH #テニス #伊達公子 pic.twitter.com/WSk79GpT4W
— スポーツナビ (@sportsnavi) 2017年5月5日
伊達選手は2016年の1月に行われた全豪オープン予選で、怪我を負ってしまいます。
45歳で左ひざ半月板損傷と関節軟骨の損傷という大怪我をしてしまいます。
去年1月、医師から病状の説明を詳しく聞くことになります。
そこでもしもテニスを続けるなら、手術が必要であると説明を受けます。ただ、手術をしても必ず、現役復帰することができるとは限らないと宣告。
これまでの1度も体にメスを入れたことのない伊達選手、ましてや45歳になって、手術をしてまで現役復帰するのかという葛藤で相当悩んだそうです。
できるだけ手術はしたくないというのは、若い時からずっと思ってたので
すごい抵抗があった。それだけ強く思ってたのにも関わらず
手術をしないために辞めるという選択は私の中には生まれなかった。
テニスコートに立ちたいという気持ちが優ったそうです。
左ひざの怪我から1ヶ月後の昨年2月、伊達選手は覚悟を決め、手術をすることにしました。
しかし、思ったよりも関節の磨耗がひどく、この日は半月板の手術は見送られました。
そして、2ヶ月後、再び手術を受けることになりました。
そして、手術は無事に成功。予定通り終了しました。
その後、およそ1ヶ月、車椅子生活が続きました。
テニスの感覚を忘れないために松葉杖をつきながら練習に励みました。
そして懸命のリハビリも行いました。メスを入れた左足は右足の一回り程細くなっていました。その後も地道なリハビリを続けた伊達選手は、今年1月、実践に向けての本格的な練習を始めることができました。
伊達公子46歳、復帰戦での喜び。「何より1ポイントが取れました!」#numberweb #テニス #女子テニス #tennisjp #伊達公子 https://t.co/ncmM4pEudj
— Number編集部 (@numberweb) 2017年5月12日
そして左ひざの怪我から1年4ヶ月後の今月3日ついに復帰戦の日がやってきました。
岐阜県で行われたカンガルーカップ 国際女子オープンに出場。ファン2800人が伊達選手を迎えます。そして対戦する相手は、世界ランク136位の朱琳選手(23)
伊達選手の新たな戦いが始まりました。全力でコート駆け巡る伊達選手、しかし残念ながらセットカウント2−0で敗れてしまいました。
伊達選手は試合後のインタビューで
私自身は今日、本当にスタートラインに立てたっていうことが
何より大きな一歩になったと思いますので、
これからまたマイペースで帰ってこられるようにしたいなと思います
と話しました。
カッコイイの一言ですね。最後まで諦めない姿勢を私も見習いたいと思います!
そして今月7日、韓国で行われた試合で見事、復帰後、初勝利をおさめています!
今後の伊達選手に注目ですね!
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
では、また!
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