6月13日放送の「世界仰天ニュース」は人気芸人の
苦労話を特集するものでした。
そんな中で、90年代「松本ハウス」として人気を博したハウス加賀屋さんの
話がありました。今回はそのネタバレを紹介します。
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ハウス加賀屋 統合失調症だった! 「世界仰天ニュース」ネタバレ!
次のビンさんはハウス加賀屋に頭から紫色のペンキぶちまけたような仕様を希望してます pic.twitter.com/6BuJBV8lzN
— きどーる・のぶちゃんちん (@novchanchyn) 2014年11月29日
1991年 相方・松本キックさんとお笑いコンビ・松本ハウスを結成した
ハウス加賀屋さんデビューするとすぐに
その個性的なキャラクターで二人は瞬く間に人気芸人となりました。
その影で加賀屋さんは命を狙われる恐怖と戦っていました。
加賀屋さんは中学2年生の時にある病気を発症します。
それは
統合失調症
統合失調症とは?
幻覚や妄想などの症状を引き起こすことが特徴
発症率は約100人に1人と言われている精神疾患の1つ脳内の神経伝達物質のバランスが崩れて起きると言われており
生まれつきの脳機能障害や生活環境など様々な要因があるとされている(参考:厚生労働省HPより)
と言われています。
症状は個人差が大きいが、問題なのは
「幻覚」や「妄想」が本人にとっては、それが本当だと思い
幻覚や妄想だと分からないことが一番の問題となります。
加賀屋さんがその病気を発症したのは中学2年生の時でした。
発症するきっかけは、
授業中に、女子生徒が下敷きで仰いでいるのをみて
自分が臭いから、その臭いを消すために仰いでいるんだと
思い込んでしまったんだそうです。
すると、後ろから
「加賀屋くん、臭い」
「なんだこのにおい 臭い」
と聞こえるはずのない声が聞こえてきたことがキッカケだったと
振り返っています。
以降、その誰も言っていない悪口が
加賀屋さんには頻繁に聞こえてきたそうです。
その後、息子の異変に気づいた母親が加賀屋さんを
グループホームに入所させ、
幻聴の症状は改善していったそうです。
そして、加賀屋さんは治療を続け、
17歳で夢だったお笑い芸人の世界に入りました。
やがて幻聴も聞こえなくなり、瞬く間に人気芸人となっていきました。
すると加賀屋さんは自分はもう治ったのでは?
と思い、勝手に薬を辞めてしまったそうです。
「もう大丈夫」そう思っていました。
しばらくすると、体調に変化が
疲れているのに眠れなくなったり
妙に落ち着かなくなったり
そして、何かがおかしいと感じた加賀屋さんは
慌てて、薬を飲みます。
その焦りから、決められた量以上の薬を飲んでしまいました。
その後一時的に症状が改善するとまた薬を辞め、
また症状が出たら、薬を大量に飲みといったことを繰り返していました。
この行為は精神科の医師によると
薬を飲んだり飲まなかったりを繰り返すことで
精神科の薬は効果が出づらくなったり、副作用が出やすくなる
と語りました。
医師の話の通り、症状は悪化していきました。
加賀屋さんの場合、
感情のコントロールが出来なくなり、数時間泣くことや
突然、理由の分からない不安・恐怖に襲われることもあったそうで
加賀屋さんの体と心はボロボロでした。
しかし、加賀屋さんは舞台に立ち続けました。
ハウス加賀屋だからこそ
人間・加賀屋潤だっていう思いがすごく強かった
舞台上でハウス加賀屋をやられていることが
救いの1つだった
と加賀屋さんは語りました。
しかし、その症状は
次第に仕事にも影響が
遅刻が目立つようになっていきました。
芸人として、多忙な毎日。
辛い日々でしたが、それでも芸人で居続けたかったそう。
そんなある日、ふと窓の向こうが気になり見てみると
向かいの建物から人影が
その人物は銃を持っていました。
そして、その銃口は加賀屋さんに向けられていました。
自分は命を狙われている。
殺されるかもしれない
加賀屋さんは、その恐怖でいっぱいになりました。
その後もなんども殺し屋は現れたそう
もちろん、実際には殺し屋は存在していませんでしたが、
加賀屋さんにとっては全てが現実
激しい恐怖を感じながら、過ごしていました。
当時、加賀屋さんはこのことを誰にも話さなかったそうです。
ーどうして誰にも言わなかった?
そういう余裕はなかったですね
何よりものすごい恐怖に襲われ、考えが及ばなかった
と加賀屋さんは明かしました。
統合失調症では人によって様々な症状がでます。
症状の一つに”自閉”というものがあります。
これによって
スナイパーに狙われている、このことで自分自身はとても怖いが
そのことで(助けを求めるなど)対外的な行動は伴わなかったのでは?
と医師は振り返りました。
華やかな芸能生活の裏で
一人、命を狙われる恐怖と戦う日々
もう加賀屋さんは限界でした。
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松本ハウス解散 そして復活!その秘話とは!?
きのう高岡のイベントで❗生「松本ハウス」さん💕松本キックさんは優しくナイスガイでハウス加賀屋さんは、チャーミングな太ったひとだった‼ネタ、トークは病気のことをわかりやすく面白く伝えるもの。知り合い全員にみてほしいな✨ pic.twitter.com/1jnKmUgWCg
— 「しろくま」と呼ばれるyoshiemon (@shirokumaTyoshi) 2016年10月1日
「母さん、どうしよう・・・」
加賀屋さんは母に助けを求めました。
母が駆けつけると、そこには真っ暗な部屋に一人いる息子の姿が
母親はすぐに息子が以前と同じ症状になっていることに気づいたそうです。
加賀屋さんの状態は、入院治療が必要と判断され、
加賀屋さんとお母さんは、加賀屋さんの所属事務所に相談。
相方のキックさんには、申し訳ない気持ちで、
目を合わせることが出来ませんでした。
一言言えたのが、小声で
「すいません」
の一言でした。
キックさんは、加賀屋さんの要求を無言で受け入れました。
こうして
1999年 松本ハウスは事実上、解散
2000年1月
病院に入院し、治療を受けました。
両親の懸命な支えがあり、症状が改善。
7ヵ月後に退院することが出来ました。
その後、次第に日常生活を取り戻していき、
飲食店でのアルバイトもはじめることができました。
そして、解散から10年後
2009年
加賀屋さんはある決断をします。
キックさんにいったんですね。
もしよかったら もう一度
コンビを組んでいただけませんか?
そう元相方のキックさんに伝えたそうです。
すぐに返事は貰えなかったそうです。
しかし
その年、加賀屋さんは
キックさんのライブにゲストとして呼ばれ、出演。
久しぶりに舞台に立つと
「加賀屋、おかえり」
「待ってたよ」
と10年ぶりの歓声でした。
その時のことを相方のキックさんは
単純に嬉しかったですね。
10年も経っているのに未だに待ってくれて
今でも「おかえり」って歓迎してくれるなんて
本当に感動もの
と語りました。
こうして、松本ハウスは10年ぶりに再結成を果たしました。
「戻ってくれんだ」って思いました
そして加賀屋さんは自身の経験を振り返り
もっと早い時期に
相方のキックさんには相談しておくべきだった
いい意味で1回自分を諦められたのがよかった
現在、二人はお笑いライブなどに出演し、お笑いでの活動を行い
それと並行して、講演会にも出演しているそうです。
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